
北陸事業統括部 メディアプロデュース部 デザイン課 係長 一ノ瀬 郁未 / Ikumi Ichinose
2010年新卒入社。グラフィックデザイナーとして、『金沢情報』『家づくりナビ』『結婚SANKA』など、当社が発行する数々の媒体のデザインを担当。現在は『結婚SANKA』のアートディレクターも務めており、誌面だけでなくWebデザインにも携わっている。
カラフルカンパニーのグラフィックデザイナーは、どのような仕事をしていますか?
当社で発行する媒体は、誌面・広告のほぼ全てをグラフィックデザイナーがデザインしています。また、媒体以外にもお客さまから受注したチラシ・ポスター・パンフレットのデザインや、最近は自社開催イベントのときに使用するさまざまなツールの作成にも関わっています。
より良いデザインを作るためには、他部門とのコミュニケーションが不可欠です。表に出ない業務ですが、社内のオペレーションに使用するさまざまなツールも、デザイナーが作成することもあります。「ここを直せば全体の生産性が向上するのでは」という視点をデザイナーが持つことで、会社全体の業務改善に貢献できると考えています。部門を横断してコミュニケーションを深めることで、精度も上がり、媒体の誌面・広告デザインにもいい影響をもたらしています。
一ノ瀬さんは入社してから、どのようにキャリアを積んできましたか?
最初は、『金沢情報』の広告に使うマップ作成からスタートして、小さいサイズの広告原稿を担当しました。誌面に載る広告作成を通して、アプリケーションの使い方や業務フローを学びました。徐々に担当する原稿サイズも大きくなって、2〜3年目からは企画や記事のデザインも担当するようになりました。担当する仕事の領域がどんどん広がって、自分の成長が目に見える形で感じられるのが嬉しかったですね。
大変だったことはありましたか?
1年目の頃に、はじめて広告を作成した時は、やっぱりプレッシャーを感じました。広告はお客さまから掲載料を頂いて作るわけなので、責任重大です。「もう本物の広告を作っていいの!?」という感じでした。ある程度経験を積んでくると、「この先、何を目指したらいいんだろう」と悩んだ時期もありました。そんな時に、『結婚SANKA』のリニューアル(※)をすることになり、そのアートディレクションを任せてもらえる機会をいただきました。新しいチャレンジが出来たことで、モヤモヤしたものを打破することができました。
※『結婚SANKA』のリニューアルについて、ページ下「社長との対談をみる」から詳細をご覧いただけます
最近はWebサイトのデザインにも関わっているそうですが、どんなことをしているか教えてください。
『結婚SANKA』のWebサイトに載せる画像やバナー、ランディングページを作っています。コーディングをするわけではなく、ビジュアルの作成に携わっています。初めてランディングページを作った時は、予想以上にものすごく時間がかかってしまって…。まだまだ自分の技術が追いついていないなと実感しました。これからもっとスキルを磨いていきたいですね。
紙とWebのデザインで違いを感じることはありますか?
違いとしては、紙媒体だと発行してしまえばそれで完了ですが、Webの場合、一度リリースしたものをその後も作り変えていくことです。例えば、バナーのクリック数や成果、サイト内でのユーザーの動き等を分析して、そこからデザインも修正して再度リリースする、といった感じです。一方で、「読者・ユーザーの視点を考えてデザインする」という過程は、紙もWebも一緒です。紙媒体は、書店に並んだ時の見え方や、本をめくる動きに合わせた誌面デザインを意識しますし、Webではより使いやすさを意識しています。
どんな時に、仕事の楽しさややりがいを感じますか?
新しいものを作るときは毎回生みの苦しみがありますが、苦労してできたものが形になって世の中に出ていくのを見ると、やっぱりすごく嬉しいです。『結婚SANKA』で紹介したカップルが、読者アンケートに「一生の思い出になりました」と書いてくださったのを見て、「思い出に残るような仕事ができたんだな」と嬉しくなりましたね!
グラフィックデザイナーの視点から、カラフルカンパニーのオリジナル性は何だと思いますか?
さまざまなもののデザインに携われることです。一般的なデザイン事務所だと、事務所ごとに強みが異なります。例えば、パッケージデザインだったり、Webだったり。そうすると、その得意な領域の仕事に偏りがちになります。でも、カラフルカンパニーでは、誌面デザインに留まらず、Webデザインといった多彩な仕事に関わることができます。その分、経験値が高められるのが一番の強みじゃないかなと感じます。
デザイナーとしてのスキルをどう高めたいと考えていますか?
Webデザインのクオリティをもっと高めたいですね。一つひとつの仕事を通してスキルを身に付けて、どんなことにも対応できるデザイナーになりたいです。そのためにも、自分自身に限界を決めずに仕事に取り組んでいきます。