INTERVIEWカラフルな人

岡島 美香(後編)

2009年新卒入社

メディアプランナー(営業)

  • 1年間の産休・育休を経て、現在は育児短時間勤務でメディアプランナー(営業)と育児を両立中!

 

(前編のまとめ)

1年間の産休・育休を経て、一児の母として初めての育児と営業の両立に取り組む岡島さん。ママ業と営業、どちらも大切に頑張る岡島さんの前には、これまでになかった勤務時間のリミットや予期せぬ早退など、“ 時間のコントロール ”という大きな課題が立ちはだかっていた…。

 

★前編-子育てと営業を両立させる、これがママ流の働き方!- はこちら

 

 

【中井】 某紳士服ブランドでは、“ 2着目半額 ”とかしてるじゃない。あれは何故かというと、1回の商談で1.5倍の売上を確得する方が、人件費と売上機会の受注率を掛け合わせたときの効率がいいからなんだよね。

【岡島】 生産性が高いんですね。

【中井】 そう。でも時間の制約ができたときって、「もうここまでしかできない」と割り切って働くのも1つのやり方なんだけど、一方で美香のように限られた時間の中でもお客さまの期待に応えるために「どうしたらいいか」思考し、やり方を考えて目標にちゃんとコミットして成果を出しているのは本当に素晴らしいよね。どちらも自分の意志で決められる話なので、前者じゃなくて後者を選んだのはすごく良い。でも復帰して1年間は大変だったでしょ? 初めての子育てだし、親も近くにいないし。そのときはどんな感じなの? 赤ちゃんてコミュニケーション取れないからわかんないもんね。

【岡島】 もう、最初の頃は「う~!」て感じでした。家に赤ちゃんと2人だけで、社会や人と触れ合わない生活にストレスを感じてしまって。

 

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【中井】 社会との接点が一時的になくなってるもんね。経済活動に直接寄与してるって感覚もないし。赤ちゃんに健康に育ってもらうことはすごく尊い使命なんだけど、経済活動からしか得られない特有の達成感ていうのはやっぱりあるからね。そんな中で復帰して、外向きにはお客さんとの関係性の濃度を濃くする工夫をしてるけど、内向きに社内に向けて何か工夫していることはあるの?

【岡島】 いつ何どき子供がどうなるかわからないので、常に「今日呼び出しがかかるかも」という危機感を念頭において、自分にしかできない原稿作成などは前倒しでスケジュール設定をしたり、とにかく余裕を持った計画を組むようにしています。

【中井】 なるほど。自分から手離れがいいように、余裕があるスケジュールを客観的に俯瞰して進めていくことが重要だと。それはすごい貴重な話だね! ギリギリで動いていたら、他の人にお願いすることも難しくなってくるからね。自分しかできないことは前倒しでやっておいて、いざとなったときに他の人にお願いできるものはお願いする。もともとそういう思考があったの?

 

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【岡島】 もともと心配性なのもあって、出来る限り仕事は前倒しで進める方だったので、習慣としてはありましたね。

【中井】 じゃあもともとあった習慣がより強くシビアになったんだね。美香は次の2人目の産休・育休はいつからの予定だっけ?

【岡島】 来年の3月に出産予定なので、1月末まで働いて2月から産休に入る予定です。

【中井】 おめでとう! 2人目も無事に産まれるといいね! 産休に入る際の引き継ぎはもうそろそろ考えてる? 引き継がれた営業スタッフは美香と同じような仕事のやり方をしないと、お客さまも戸惑ってしまうからね。そうならないように、引き継ぎで工夫しようと思っていることはある?

【岡島】 そうですね、まずできるだけ早めに引き継ぎは行っていくつもりです。引き継ぎ内容としては、例えば営業スタッフに一緒に同行してもらって、2回分くらい原稿を一緒に作成しながらナレッジ共有していきたいです。

 

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【中井】 お客さまの資料をどんなレベルで作成して引き継ぐかっていうところもあわせて考えられたらいいよね。復帰後は、また営業で?

【岡島】 はい! ぜひお願いします! こうやって産休・育休をいただいて、復職させていただけることは本当にありがたいのですが、その半面私のように常に遅刻・欠席・早退のリスクを伴う社員を雇うことって、会社にとって結構リスキーなことではないですか…?

【中井】 それはね、「リスクと捉える」のか「多様な働き方を会社の中に育んでいくための成長機会と捉える」のか、その捉え方次第なんだよ。その捉え方によって、会社の成長が変わってくる。美香は時間という制約条件の中で最大の成果を出すために、一つひとつの業務プロセスを見直す努力をしているでしょ? その努力と会社側の努力は同じだと思うんだよね。今の社会では産休・育休や時短勤務といった制度があるのが前提条件。だから、お互いにとって最高の状態で働ける環境であったり、働き方の落としどころを見つけていけばいいだけなんだから、僕はどんどん育児支援していくべきだと思ってるよ。

 

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【中井】 以前うちの女性スタッフが3人目出産のときに「もう私辞めた方がいいですか?」と言ってきたんだけど、僕は「辞めるな」と。「3人でも4人でもかまわんから、どんどん産休・育休を取れ」と。今世の中はそういうものなんだよ。その代わり、会社に残っている社員や当人、その家族、あと地域とかお客さまも含めて、その働き方を認めて共につくっていくっていう思考を持たないといけないよね。

【岡島】 そうですよね、本当にこの働き方って周囲の協力があって成り立つものですもんね。

【中井】 そう。だからその意味では美香みたいな短時間でしっかりと目標にコミットして成果を出し続ける働き方って、周りにとって本当に良いお手本なの。今回この「カラフルな人」に美香が選ばれたとき、僕はすごくいい人選だと思ったよ。

【岡島】 ありがとうございます! でもそれは中井さんのおっしゃる通り、この会社の社員の皆や私の家族、そしてお客さまのご理解があってのこと。私のお客さまからもそれに関しては共感いただけていて、「良い会社に勤めてるね~!」って褒めていただいています。でも正直、最初は子供ができたら働けるのかな、営業でやっていけるのかなっていう不安はありました。

 

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【中井】 確かに出産後の復職に対する社員の意識が大きく変わったのはここ10年くらいだからね。でも少子高齢化が進む中で、出産後も女性にとって不安なく働き続けられる環境・会社を育てるということはとても大事な課題なんだよ。僕たちみたいな、女性が中心となって活躍している会社では特にね。そういった意味で、美香にはぜひ僕たちの会社でどんどん営業スキルを上げてラインマネジメントのスキルを身につけてもらって、係長・課長・部長というキャリア形成のロールモデルになることを目指してもらいたい。だけど一方でやっぱり家族を育んでいくことも優先してもらいたいし、やっぱり両立が大事なんだよね。

【岡島】 仕事も、家族も、どっちも諦めたくないんですよね、私。

【中井】 そうだよね。でもラインマネジメントって実はめちゃくちゃ大変なんだよ。部下育成は育児と一緒で、何年も相手の成長を見続けなきゃいけないので、相当な覚悟がないとできない。だからまず2人目が産まれた後は、これまでと違うスキルを身につけていくところから挑戦していってもらいたいかな。

 

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【岡島】 私は、自分がこの会社で働く社員にとって「結婚して子供ができてもそのまま働けるんだ」という道しるべになれたら…という思いで復職させていただいたので、もう少し子供の手が離れたらキャリア形成もぜひ目指していきたいです!

【中井】 ぜひ目指してください! 目指さないとそこに向けた課題も見えてこないし努力もしないから、まずは目指してもらって叶えてもらいたい。僕は応援するよ! 産休・育休後、復帰してちゃんと成果を出す美香の姿はこれから同じことを目指す社員のロールモデルにすでになっているわけだから、今回さらにもう1人お子さんを産んで、今度は2人の子供を育てながら社会に対して価値を生み続けるという、もう1段階上のロールモデルとして成長してもらいたいと思う。大変だとは思うけど、皆の理想の働くママとしてぜひ頑張ってください!

 

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-対談終了-

 

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