INTERVIEWカラフルな人

南 大輔【編集制作】

2006年中途入社

編集制作

  • 2006年9月、地元出版社2社での業務経験を経て、中途入社。タウン情報を中心に、これまで数々の媒体や企画を担当。
  • 2018年10月、『金沢まちのパン屋さん。』を発行。2019年9月、『金沢ラーメン案内2020』の旗振り役としてメンバーを牽引。現在入社13年目。

 


カラフルカンパニーで自分の「やりたい!」を実現


 

中井 金沢の出版社としては3社目にカラフルカンパニーを選んだんだね。13年間働き続けられているということは、うちの会社が合っていたってことかな?

 

 地方の出版社は「帰りが遅くて給料も安い」というイメージがあるかもしれませんが、以前勤めていた会社はまさに当時その通りでした。休みもあまりなくて。でも、カラフルカンパニーは違ってました。時代に合わせて、みんなが働きやすいように働き方が改善されています。今では夜遅くまで働くことも減って、休みもしっかり取れるのはすごく助かっています。

 

中井 福利厚生って大事だよね。特に子どもが生まれるタイミングで入社したナンちゃん(南)にとっては良いタイミングだった。ナンちゃんから見たカラフルカンパニーの魅力って何かな?

 

 自分の「やりたい!」をしっかり後押ししてくれるところです。 実現したいことに対して、みんな真剣に向き合ってくれる。「あれはどうだろう?」、「こうしたらいいんじゃないか?」って。だから自分の実現したい本をいくつもつくることができています。『金沢まちのパン屋さん』や『金沢ラーメン案内2020』もそうですね

 

 

 

 

中井 素晴らしい! そんなナンちゃんがカラフルカンパニーで13年間働いてきて、一番印象に残っている仕事は何かな?

 

 『金沢情報』で企画した「すごいぞ!○○」シリーズです。地元の食材を色んな角度からリサーチして紹介する企画で、『金沢情報』らしい特集だと思っています。

 

中井 あれはいいよね~。ナンちゃん自身も楽しみながら仕事をしているのが誌面から感じられるよ。でも、単に楽しかったからという理由だけじゃないだろ?

 

 さすが中井さん! 実は、掲載後にあの特集を調理師学校の生徒さんがスクラップしてくれていたり、学校の授業で使ってくれたりと、『金沢情報』の枠を超えて使われていることを知ったんです。「自分が発信したことがこんなにも人を動かした!」という事実がとにかく嬉しかったです。編集者冥利に尽きますね。

 

中井 そうなんだ。学校で使ってもらえるような企画の立案や編集。自分たちがやったことが未来につながっていると考えると、とてもやりがいのある仕事だよね。

 

 

 

 


『金沢ラーメン案内』第二弾で、前作を上回るために熱い想いをたぎらす


 

中井 『金沢ラーメン案内2020』発行の経緯は?

 

 第一弾の『金沢ラーメン案内』は2017年6月に発行したんですけど、これがものすごく売れたんです。読者さんからも、取り扱ってくださる書店さんからも「次はいつ出るの?」って声がどんどん大きくなってきて。2年経って新しいラーメン店も増えてきたので、いっちょ第二弾をやるかとなりました。

 

中井 第一弾はほぼ完売だったんだよね。

 

 そうなんです。第二弾となると読者の期待度も当然高まります。プレッシャーはありましたけど、「前作を超えるラーメン本を作ろう」という熱い想いがありました。

 

中井 編集の腕の見せ所だね! 前回との違いを出すためにどんな工夫をしたの?

 

 第一弾は男性、サラリーマンをメインターゲットに想定していたので、ワイルドな感じというか男気あるデザインや企画を押し出してました。ですが、読者アンケートでは女性の声が4割くらいあって。そこは意外でしたが、逆に女性を意識した特集を入れるきっかけにもなりました。今回は、ライト層向けのものからマニア向けのものまで幅広い企画を散りばめることで、第一弾との差別化を図っています。

 

中井 女性の反響も大きかったんだ! それで地元アイドルが登場する記事も入ってるのか、なるほど。「ラーメン○○図鑑」なんかはマニア向けの企画だよね。

 

 そうです。麺やチャーシュー、器を各店で比べられるマニアックな記事です。ネットだとなかなか見比べるということが難しいんですが、見開きで一気に見比べられる雑誌ならではのインパクトがあるページだと思います。

 

中井 誌面だけでなく、リアルなイベントともコラボレーションしたんだよね。

 

 全国の有名ラーメン店が集まる「北陸ラーメン博」の会場にブース出展しました。2日間で8万人以上が来場するビッグイベントで、『金沢ラーメン案内2020』をPRできました。機会があれば、リアルなイベントと出版事業のコラボにチャレンジしたいですね。

 

 

 

 


読者を笑顔にするために、まず自分が楽しむことを一番に考える


 

中井 ナンちゃんの仕事に対する一貫してぶれない姿勢や情熱って何?

 

 読者に楽しいと思ってもらうために、まずは自分が楽しむことです。それは常に自分の中の軸として持っています。

 

中井 ナンちゃんらしいね。『金沢ラーメン案内2020』では、どうだったの?

 

 自分だけでなく、一緒につくるメンバーをいかに楽しませるかを大切にしました。例えば、掲載店が増えていく過程を楽しめるように、目標までの道のりをすごろく風に「見える化」をしました。件数が伸びることで「先に進んだね!」とメンバー同士で喜び合えて、盛り上がりました。また、週に一回、トピックを共有することでチーム全体に一体感が生まれ、みんなのモチベーションにもつながりました。

 

中井 過程を楽しめるようにプロセスマネジメントをしっかり行ったんだね。

 

 メンバーには本業の担当媒体の仕事と並行して、『金沢ラーメン案内』の編集制作をしてもらったので、「この仕事は楽しい!」と思ってもらえる仕掛けはすごく意識しました。

 

中井 とても大事なことだよ。その結果、読者も楽しめる本に仕上がってるんだね!

 

 

 

 


あふれている情報をコーディネートする力


 

中井 長く編集部にいる中で、マーケットやメディアの変化をどのように感じているの?

 

 ネットが普及する以前は、メディアが情報を届ける役割を担っていました。でも今は情報がとにかく溢れています。一人ひとりが自分にとって、どれが有益でどれが不必要な情報かが判断しづらくなったように感じます。だからこそ、編集者として届けたい読者に合わせて、情報をコーディネートする力が必要だと感じます。そのためにはまず、常に世の中のトレンドや街の動きにアンテナを張り巡らせる必要があると思っています。

 

中井 なるほど。マーケットやメディアが変化している中でナンちゃんは、どんな人にカラフルカンパニーに入社して欲しいと考えてる?

 

 好奇心旺盛で、幅広いジャンルの知識を好き嫌いなく吸収できるスポンジのような人がいいですね。あとはフットワークが軽くて、柔軟性とスピード感をもって臨機応変に対応できる人だと活躍できると思います。

 

 

 

 


目指せ! 「楽しい」の伝道師


 

中井 今後やっていきたいことはあるの?

 

 『金沢情報』だったり『金沢ラーメン案内』だったり、今は自分の「楽しい」を誌面を通してしか伝えられていないので、違う形でも伝えられたらなと。例えば、読者を巻き込んだイベントのように雑誌の枠を飛び越えた編集の仕事ができればと思っています。

 

中井 いい心がけだよ! ナンちゃんは読者が求めている「楽しい」のツボを分かっていて、ナンちゃん自身が楽しみながら取り組んだときの企画は、情報の精度が上がってものすごくリアリティが高くなる。それを他の人にももっと共有していってほしい。「楽しい」の伝道師みたいな。そんな風になって欲しいね!

 

 はい! ありがとうございます。

 

 

 

-対談終了-

『カラフルな人』トップページに戻る