INTERVIEWカラフルな人

中屋 麻衣子(後編)

2006年新卒入社

編集制作

  • 『金沢情報』副編集長を務め、2017年11月発行の『日帰りであそぶ いしかわの温泉』創刊にも携わる。 「温泉ソムリエ」の肩書きも持つ編集者。

【中井】 『日帰りであそぶ いしかわの温泉』が無事に創刊されて、今は『金沢情報』の編集に集中してる状況だと思うんだけど。これからやってみたいことは何かある?

【中屋】 紙メディアに囚われず、新しい事業をやってみたいんですよね。個人的には演劇とかアイドルとかが気になってるんですけど、「つくり手と消費者」を直接つなげて人の「熱」が感じられるものを生み出したいなって。イベントという形がいいのか、他にもっといいやり方があるのか、まだ模索中なんですけど。

【中井】 人の「熱」を直接感じられるものか。おもしろそうだよね。どうしてそう思うの?

 

 

【中屋】 編集という仕事柄、毎日いろんな人と会ってお話するんです。中でも「ものづくり」に携わる方と話す機会が多いんですけど、そういう方々って信念や熱い想いを持っている人がたくさんいるんですよね。そして、伝統的な「ものづくり」になるほど、長い歴史の中で形成されてきた独自の技法とか、職人さんの高い技術の価値って高まっていくと思うんです。

【中井】 金沢とか富山とか、立派な職人さんがいっぱいおるもんな。

【中屋】 そうなんです。でも、職人さんや後継者の不足とか、顧客離れとかで、今消えつつある「ものづくり」がたくさんあるんです。ずっと受け継がれてきた技術とか、それを守るための信念とか想いとかが消えてしまうのって、本当にもったいない。だけど、メディアがもっとその「ものづくり」の魅力とかおもしろさを伝えることができたら、世の中で消えそうなその産業とか文化に興味を持つ人って、絶対いると思うんです!

 

 

【中井】 素晴らしい! 金沢の加賀毛針とか、富山の井波彫刻とか大門素麺とか、そういう価値ある貴重なものに、我々メディアがもっとスポットを当てて世の中に発信していくことが必要ってことだね。

【中屋】 そうしたら、その文化や歴史が、またちゃんと誰かに受け継がれるんじゃないかなって。まだ知られていない魅力とかおもしろさを伝えて、興味を持ってもらうってことに関して言えば、「ものづくり」だけじゃなくて演劇とかアイドルも同じかなって思います。たまたま私が好きなのがアイドルとかだったりするので、そっち系の企画ばっかり考えたくなっちゃうんですけど(笑)。ご当地アイドルとか、ご当地ヒーローのイベントとか、おもしろくないですか? ニッチすぎるかなあ…。

【中井】 ご当地ヒーローって、ツエーゲン金沢の「ゲンゾイヤー」みたいな感じ?

【中屋】 そうです! 「ゲンゾイヤー」かっこいい、大好き!!

 

 

【中井】 中屋は「おもしろい」って感じるセンサーが鋭いし、そういう気になるものをキャッチする能力も高いと思うよ。我々が扱っているのは大勢の人に情報を伝えるマス販促のメディアだけど、全部が全部、みんなが必要とする情報でなくてもいいと思う。メディアを受け取る一部の人だけでもいいので、本当に必要とする人に正しく情報が伝わるってことが、大事なんだと思うよ。だから、中屋自身が「おもしろい」と感じたことは、恐れずにトライしてみてほしい。

【中屋】 そうですね。今、『金沢情報』は紙をメインにしたメディアですけど、これからのIT社会に合った情報提供をしていかなければと考えているので、紙に囚われず企画とかアイデアを形にしていきたいです。

【中井】 中屋は企画とかアイデアを出すのが得意だけど、日頃、何か心がけていることってあるの?

 

 

【中屋】 できるだけいろんな人と会うようにしています。日々の取材をはじめ、異業種交流会という名の飲み会まで(笑)。私の今年の目標は「社交辞令をしない」なんです。誘われたら断らずに行ってみる。「○○しましょう」って言われたら、即、手帳出して日程決めます!

【中井】 素晴らしいことだね。「今度行きましょう」って言って、結局行かないパターンって多いからね。

【中屋】 実は私自身がけっこうそういうタイプだったんですよね。本当は人前で話すのはあんまり得意じゃないし、できれば家にこもっていたい(笑)。でも、それじゃ自分の成長のためによくないなって。だから、「今度行きましょう」は、なしにしました。

 

 

【中井】 偉い! 俺も、人前で話すのは本当は苦手なんだよね。話し始めると、ものすごく長いけど。

【中屋】 ははは(笑)。仕事柄、企業のトップの方から、高校生まで、いろんな人と話すんですけど、年齢とか立場に関係なく尊敬できる人にたくさんお会いしてきたので、そういう機会を自分からつくっていくことで、もっともっと成長できるんじゃないかなって思ってます。いろんな業種、立場、年齢の人との出会いや、出会った人の思いから、企画が生まれることも多いですし、仕事にも直接活きてますね。

【中井】 人との出会いが、自己成長にも企画にも繋がっているんだね。これからどんな新しい企画が出てくるか、楽しみにしてるよ。

 

 

-対談終了-

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